ロスチャイルディアナムPaph.Rothschildianum
蘭を好きになってから、いろんなHPで蘭の写真を見ていますが、惹かれるもの、気になるものは、そのときどきで違います。我ながら移り気だなあと思うのですが、何度も見ているうちに、「きれいだなあ」では済まなくなり、「本物を見てみたい」から「欲しい!」になってしまいます。
ただ、もともとメジャー系はあまり好きでない人なので、普通に花屋さんに売っている園芸品種のシンピジュームやデンファレは目に入りません(胡蝶蘭は別格なので、花屋さんの普通の白い胡蝶蘭にも見入ってしまう。高いから買わないけど)。カトレヤとかデンドロとかのメジャー路線は敬遠気味。といって、超マイナーなプレウロタリスとかバルボとかまで突き抜けてしまうつもりは今のところない・・・つもり・・・です(でも、マスデバリアやレストレピアはすでにはまりつつある)。
そうなると、目が向くのはパフィオ。でも、整形花はきれいだけど人工的な感じがしてちょっと・・・とか、パービセパラム亜属はかわいらしくてパフィオらしくないから(!)もうひとつ・・・とか、勝手に思いながら、たまたま近くに蘭屋さんがあることを知って行ってみた初夏の頃。そこで、生のロスPaph.Rothschildianumを見てしまったのです。
パフィオの写真をネットで見始めた頃は、花らしからぬ奇妙な形に変わってるなーと思いつつ、どちらかといえば、一番パフィオらしい(?)パフィオベデルム亜属のスピセリアナムとかが好みだったのです。そう思って、蘭屋さんに行ったのです。ロスも知ってはいましたが、地味だし、特に興味を引く花ではなかったのです。
でも、実物を見て、目が釘付けになりました。4輪が並んで咲いているロスだったのですが、その威風堂々とした風格にやられました。横にピンと張ったペタル、渋い小豆色のつやのあるリップ、鮮やかなストライプのドーサル。たかが花なのに有無を言わせぬ迫力があって、美しいとかきれいとかいうよりも、まさに「王様」の風格。
手に入れたい!という衝動に駆られましたが、1万円以上するお値段を見て、泣く泣くあきらめました。王様は安くはないのです。
直後に、ヤフオクでロスチャイルディアナム花付き3000円というのを見て入札してしま いました。当然ながら、3000円で落札できるはずがなく、いくらまで行ったかはナイショですが、結局、意地になって落札してしまいました・・・。私の持つ蘭の中で一番高い買い物は、ダントツで、このロスです。
あの蘭屋さんで見たロスの風格には及びませんが、それでも、ロスを間近に毎日眺められるというのは贅沢な日々でした(どアップの写真も気兼ねなく撮れる)。しかし、シンビジュームを咲かせられない私が、ロスをちゃんと咲かせられるんだろうか・・・。
ちなみに、いろんな属にロスチャイルディアナムという品種名があるけど、ロスチャイルド財閥に関係あるんでしょうか。植民地侵略の過程で、ロスチャイルド財閥から資金援助を受けて蘭の「新種」を「発見」したということなのかなあ(欧米から見た「新種」の「発見」として)と思うとなんだか複雑な気はします。
| 固定リンク
「0416 Paphiopedilum パフィオペディラム」カテゴリの記事
- パフィオペディラムPaph. Norito Hasegawa(2012.05.05)
- パフィオペディラムPaph. spicerianum(2012.03.16)
- パフィオペディラムPaph. primulinum(2010.08.19)
- パフィオペディラムPaph. primulinum(2010.05.06)
- パフィオペディラムPaph. spicerianum(2010.02.11)


コメント
ロスは素晴らしい原種ですね。昔は、モンミレー、バル、ボルネオ等の入賞個体のsibやらselfが高価な金額で売られていたのを思い出します。1990過ぎにボルネオ島で新しい原種個体が発見されて、入賞個体も様変わりをしましたし、5000円位で花芽付き株が売られる時代になりましたが、有名個体の交配はまだまだ高嶺の花ですね。サンデリアヌムの100年ぶりの発見は可也センセーショナルな出来事でいたし、ベトナム産のベトナメンセ、ヘレナエ、ハンギアナム等の取引はワシントン条約の関係でかなり厳しく成ってきました。オークションで買っても、譲渡証明やら輸入証明が無いとどうにも成らない状況です。自分で楽しむなら、大丈夫ですが、私も趣味で育てていますが、みんな、子苗の小さなものばかりで中々花を咲かせてくれません。良い写真を見せて貰いました。
投稿: microbe1955 | 2008年7月 7日 (月) 11時54分
microbe1955さん、コメントありがとうございます。
このロスの写真は、約1年前(2007年夏)に花付きで買ったときの写真なので、その後は新芽はぼちぼち育ってはいますが、まだまだ小さくて(リーフスパン約20センチ)、当分咲きそうにありません。
でも、自分で育てた株が咲いたらもっとうれしいだろうと思うので、試行錯誤しながら大事に育てたいと思います。
投稿: greenorchid | 2008年7月 8日 (火) 22時46分